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2008.02.29 Friday

木製スプーンと机

ネックレス4つほど新作をアップしました。良かったらショップを覗いて見て下さい。

しかし、最近接写が駄目でござる。(なんか最近侍言葉が流行ってるとか。聞いた事ないけど。この文章の「接写」は拙者の事ではなくてデジカメのことでござる)

上手くいく時と駄目な時の確立が半々。レンズ内に埃が溜まっているのだけど影響してるのか?レンズの内側だから埃取れない。4年目のデジカメなんだけども、そろそろなのかな〜と商売上真剣に考えてしまいます。画像命だもんで。

・・・そう思うのも、友達のネットショップの写真が素晴らしくて。隣の芝は青く、画像はクリアなのであった。腕かもしれないけどもね。


僕は最近スプーンも作っています。



写真はどれも作りかけ。最初は真っ当なスプーンを作っていたんだけど意外と手間な上にネットで木製スプーンを調べたら安い。

そんなわけでだんだんと捩れぐにゃぐにゃに。
小さい子供に持たせたら知育だよ。どうやって持ったら良いか?こう持ってはどうか?等、手の平から脳味噌を刺激!!…って売り方をすればいいよってアドバイス貰ってそのまま書いてみました。

あまり無い物を作りたい。使い勝手の良さ、シンプルさ、シャープな良さを追求した商品がたくさんあるならばそうじゃないものを作るのがVOCK。頑張れ、自分。


それからついには机を作っているのです。貧乏な僕を見て手を差し伸べて仕事を下さった方がいて何事も経験だからってやってます。

これがまたでかい。厚い(10cm)。丸ノコじゃ切れんですよ。



チェーンソーで切って断面をカンナで整える。材質は桜なんだけども、このカンナ屑がすごく良い匂いでね、たまらんたまらんって思いながらのカンナがけ。


↑この写真は日が沈んできて今日はここまで。レザーフェイスの気持ちになりつつちょっと前の大谷のピュアさを感じているところ(←この意味が分かる人とは仲良くなれそ)。後に怪しい目が光ってる!!ホラーな展開に突入する直前だな。きっと。
2008.02.21 Thursday

屋根張りは週二でTシャツは世界に一つ

僕くらいになると週に二回、日曜と木曜で屋根張りするね。屋根張り。

というとおかしいけども、なんの因果か日曜と本日木曜と別々のところで屋根張りをしていたのだ、僕は。大工じゃないのに。

日曜日は日頃お世話いなっている近所の家を増築する手伝いで、今日は日頃お世話になっている家具工房が増築するので手伝いに。

そうそう、僕はいろんな人にお世話になっている。今週は恩返し強化週間なのね、きっと。

にしても、日曜の屋根張りは本格的だった。板を打って瓦までのせた。屋根張りのノウハウを吸収し、今日はその力を最大に発揮して超役に立ちたい!!と鼻息も荒く家具屋さんに乗り込んだらトタン張りだった。



二時間足らずで終わってしまった。ノウハウもクソも無い!!いっそ屋根から落っこちた方がイベントとして面白いんじゃないかと気を使ってしまいそうになるくらい。



やる気過剰で肩透かし、僕はすっかり眠たくなってうつらうつら。

余力で奴郎と戯れる。



今日の本題、実はここ。気づいた人もいるかも知れないけども本日のTシャツ背面に【VOCK】のロゴが!!



よく見ると木目になってる!!って僕がしたんだけどね。

Tシャツはクライマーのユニフォーム。ポロシャツじゃ駄目だ!!なんかわかんないけどもポロシャツクライマーは見た事ない!!

VOCKの精神の一つ、量産品を作らない事。この考えはTシャツにも反映されこのロゴは手描きです。パソコンなどからの既存のフォントを使わず文字のデザインから木目の柄まで手がけ、もう一枚作ってといわれても困るVOCKTシャツ。出ました世界にひとつ品質!!

なんていうと随分大層な感じだけど、そんな大変な事でもないんだけどもね。

そんなわけでこれまた試作だけど春頃には販売する事が出来たらいいなぁ。
2008.02.20 Wednesday

時計付き木製クライミングホールド

「今何時?」

「登って見てくるよ」

んな会話があったら面白いね。

そんなご期待に答えるべく僕は日夜、時間を忘れるほど努力を重ね試作した↓


まあそこまで努力はしてないけども…。

一応やっぱりホールドとして利用で切る事を前提に考えたわけですが、時計の部分に足を置いたらやっぱり時計は壊れるわけです。

注意書きに
「当ホールドは足で使わないように上部にセットしてください。またデットポイントは危険です。スタティックで時計部分に接触しないよう持ちましょう」
って記すのはちょっといけず。

ホールドにしないのならばもっとデザインの幅が広がりクライマーの部屋にかけてあるクライミングホールド型の時計ってことになる。ケヤキで作ってオイルで仕上げたらかなり綺麗なものができそう。

ままま、試作だしいろいろ考えたらいろいろ分かるからいろいろ、いろいろしようっと、思います。

今後に期待したい。・・・自分の事だけども。
2008.02.19 Tuesday

スカスカネットショップを救済したい

やっとこさクライミングホールドのセットが組めました。

まだ柿渋塗りたて、ワッシャー入れていない状態ですがこんな感じ↓。









です。

今回は贅沢な事にほとんどケヤキ。僕もだてに山手のど田舎に住んでるわけじゃなく、林業の方と仲良くなって安値でケヤキの端材を手に入れられるルートを構築したわけです。

それにより手に入りにくかった木の塊を入手する事が可能になって、今まで大き目のホールドを作るのに仕方なく合板していたのだけど、やはり木のそり等で使用状況によっては継ぎ目が浮いてしまう事があり困っていた。だけど、もう大丈夫、だと思う。人脈を崩さなければね。


いや、しかしね、地元と密着する事で良いホールドが生まれたり岩情報を集め開拓が出来たりする。東京に住んでいた時にはなかなか無かった事。


筆甫はIターンを希望する人をサポートしてますよ、といつの間にか宣伝させてもらったりして。

そうそう、3月2日に「どうすっぺ筆甫」というシンポジウムがあって過疎高齢化著しい筆甫地区の今後をみんなで考える。かつて2500人いた人口が今や880人なんだと。

そんなわけで、田舎暮らしを考える若い人がいたら相談してみてください。筆甫内に入れる空き家が10軒くらいある。

近隣住民と付き合いがある暮らしはなかなか奥深く面白いです。

どさくさにまぎれて宣伝したしだいです。
2008.02.15 Friday

空気が震え、窓ガラスが震え、僕も震え、力はふるえない、寒くて

風が強い日が続きます。僕の家は古民家なので風が吹くたびに窓ガラスがガタガタと。そんで隙間風がビューッと。

先日雪に加え風だった日に10cm×3cmくらいのガラスが割れているところから雪が吹き込んできて、「あっ、これ日本昔話で見たことある」って思った。いや、それ、塞げばいいんだけど風が流れ込んできてその様に心奪われるとはこれぞましく風流!!なんて思うと、まあいいかと思ってガタガタふるえて過ごしているわけです。

まあともかく薪を切ったり雪をかいたりと冬は冬で家事の多い事。毎日がただただなんとなく過ぎていったあの頃が懐かしい。懐古懐古。まだ若いのにね。

ホールドそろそろセットが組めそうです。



本当は今週中に塗装してセットを組もうと思っていたんだけどちょっとまだ。ホールドを待ってくれているIさん申し訳ないです。もう少し。

明日は岩場にホールド研究調査に誘われて行かなくてはならない。強いて簡単に言うとクライミングしに行くのね。
これで今週は終わりだからもう来週になってしまう。二月も半ば過ぎてあっという間に三月になってしまうよう。そしたら畑に繰り出そう。4月からは田んぼも。

しかし来週は暖かくなるといいな。柿渋塗るのに寒いときつくて。
2008.02.12 Tuesday

春だなぁ〜と思ったらやっぱり冬だった

昨日、大日岩に行ってきて驚くほど暖かくTシャツで日向で昼寝してしまった。石畳に染み出しならぬヨダレを垂らし寝て背中に春らしい日差しを感じた。



そういえば先週も丸森の岩場で寝てた。

自然の中で寝るととても癒される。


そう思っていたけど、今日地元の牧場ボルダーに行ったらば、「寝るな、寝たら死ぬぞ!!」感がある。50センチ近い積雪の中を長靴で歩くと足が冷える。小指側から感覚が無くなっていく。
寒さの中、人間は生命維持のため末端から血流を切り捨てていく。手始めに小指は今まさに切り捨てスイッチはいってんですけど…と思い、長靴を脱ぐとき小指がポロッと取れてないことにちょっぴり安心したりして。



昼辺りから小雨が降りだし、やがて雪へ変わり岩を雪が転がり落ちてくるようになり、撤退。帰路が平坦で5分もかからなくて良かった。険しかったら何人か行き倒れになるところだった。かも。冬だものね。


それから今回は来てくれた方々かVOCKウォールも触っていってくれた。とても指に優しいとの事でしたよ、これが。宣伝宣伝。





2008.02.06 Wednesday

手広くやりたいな

新作をアップするといいながらなかなかアップしない、有言不実行な僕ですが、ここのところ珍しく外に行く機会が多く、さらには地域のイベントなどもありて家を空ける日々が続いていました。

言い訳なんですけども。

明日は天気が良い様で写真を撮ろう。そう思うしだいです。



しかしね、それでもネットショップにアップする前に現物を見て買ってくれた方がいたり、ブログの方の写真を見て注文してくれた人がいたりで、僕は感涙を流しているのです。ありがたいと思わずにはいれません。

で、前者のOさん会った時に話をいただいた両面ポケットホールドオブジェ出来ましたよ。

まだロゴを入れてないけどもこんな感じです。

A面

B面

です。どうかな?

ボルト穴が二つあるのはなんとなくバランスがいいからです。材質はタモ。バットと同じです。


それから、某ショップのKさん。ステッカーを貼る台が出来ました。一個は厚みがあったのでペン立てにもなるように勝手にサービスしました。嫌だったら作り直しますね。



ホールドセットをお待ちのIさん。こんなホールドを作ってみました。




うづくり風といって木目だけを浮かび上がらせる技法です。

ただ、材質は杉です。VOCKでは今まで針葉樹系の木は柔らかいので使っていませんでしたが、うづくり風にする為には杉が最適なので実験的に使ってみました。うづくり風にすると強度が上がるとも言われています。

それに杉といっても心材を使っているので硬いところです。ただ、予想はしていたけども早くもヒビが。
破断するようなヒビではないので大丈夫かと思いますが、ちょっとVOCKウォールで使ってみて使えそうなら販売しようかなぁ。

他にも、ちょこちょこホールドも作っていますので今しばらくお待ち下さい。


そうそう、くどいムーブでおなじみ(らしい)のKさん、時計ホールド、そろそろ作ってみますね。はめるための時計を用意してちょっとやってみたのだけど、二度ほど失敗してそろそろ出来るな、と思っているところ。
別に、出来たからって買わなきゃいけないとかじゃないので心配しないで下さい。

それから、実は壁掛け、ないし吊るし時計を製作使用とも思っていたり、お香立てを作ろうと思っていたり、間接照明も作りたいなぁと思っていたり…、Tシャツもだ。

それにクライミングもしたいしなぁ。
今日遠目にだけど凄いハイボールに見える岩を教えてもらった。近くに行ってみて見ないとわからないけど、ジェイソンキールとかしかやらないほど高いかも。(それはボルダーって言わないんだよって言われちゃったりして)
さらにローカル情報を駆使して教えてもらった場所が二箇所あって、岩チェックに行かなきゃいけない。

多忙って言っていいのかな?
2008.02.02 Saturday

テンパる岩

僕の地元、丸森の岩は100岩場のひとつになのに廃れている。

岩岳と呼ばれる山に点在するフリークライミングのエリア。その中でも見晴岩はそこそこスケールがあってよい。

しかし、今日行ってきたのは本格的に登っている人が少なそうな姫岩、テンパル岩、ヌリ壁岩。

マイナーの中のマイナーに。

でもテンパル岩はその中でもアプローチの近さ、まあまあ遊べる感じの中級者向けのまあまあの岩。要はまあまあなのね。

とりあえず、初心者の方がいたので姫岩を見に行く事に。石を飛び飛び川を渡ったところに姫岩はある。

コケが凄くてもうほとんど自然に帰っていた。さらにこの岩はボルト類が一切無く全部トップロープ課題。

日も差さず寒いし、トップロープで登る気もしない。僕は一人ボルダー探しの旅に出た。

山の斜面に良さげなボルダーを発見。木が邪魔でラインは一本しか取れない。見た目3級。マットはなかったけどとりあえず登ってみたら一手目が取れない。全然3級じゃなかった。もしかしたらマットを持ってまた来よう。

先にテンパル岩に着いて、姫岩組みを待つ事に。日差しが暖かく色々考え事をしていたけら眠くなったので昼寝。

結構寝ていた。遠くから僕を呼ぶ声。家にいる気分になっていたから目を開けた時1秒くらい理解するのに時間がかかった。

最近、僕は疲れているようで呆けてしまう時間が長い。今日はクライミングはちょっとでいい。


テンパル岩は10b〜11cまでしかない。でも、丸森の岩場全体にいえることだけどちょっと辛い事がある。ジムで10bが余裕でもここの10bは危ないかもしれない。

ちなみに僕は10bにトップロープを作る使命を受けて間違えて隣の10cを登って、いやに難しい10bだなぁと思った。←グレード辛いとは関係ないけど。


テンパル岩で見た目的に一番面白うそうなのが一番左の11a。最後はランジ。
ただ、中間部で一ヵ所染み出しポイントがあり、そこだけ苔がフッサフサのビッショビショ。しかも結構大事なホールド。それを無理やり無かったことにしていく事は可能。



↑この辺りに苔がある。



↑ランジをとめたところ。僕の中ではもっと美しいはずだったのに、何だこの不恰好なのは!?と写真を見て思ったしだい。11aなのでそんなに遠いランジじゃない。ただ、リップのどこが持てるのかが下からじゃ全然分からなくて勘で飛んだら当たりだった。

その後、ヌリ壁岩も見に行ってみた。 しょぼいけど二本ラインがある。一本は10bでもう一本は不明。見た目は5.8。
つまらなそうだからそんなのやめなよ〜と僕は言っていたけど、前二人が登り始めてスゴイ苦戦。それを観てたら気になってしまってやってみた。10aってとこだな。(って言ったら怒ります?お二人)

ヌリ壁岩の由来であろうヌリ壁部分の10bはそこそこ面白くもある。


そんなわけで、ディープな丸森の岩紹介でした。人がいない岩場が好きな人は行ってみてはどうでしょう。
中級者であればテンパル岩で一日遊べるでしょう。

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